新・けい坊の日記

DQ好きによるDQのプレイ記録。

交響組曲ドラゴンクエスト6・その2

5月に入ってから、週1回ペースで映画を見に行ってます。GWにキングダム、先週には名探偵ピカチュウ、そして昨日はコンフィデンスマンJPを見に行きました。一緒に行った妻いわく、キングダムは100点満点で50点、名探偵ピカチュウは75点、コンフィデンスマンJPは100点とのこと。私もまあまあ同意できるかなという感覚です。コンフィデンスマンは、ドラマを見ていた人にはお勧めできる映画だと思います。

さて、前回の記事に続いて交響組曲ドラゴンクエスト6の音楽のレビューを書いて行こうと思います。

ムドーの城

曲名は「ムドーの城」ですが、ムドーの城で流れているのは別の曲で、これはムドーなどの魔王のフロアや狭間の世界のフィールドで使われている曲です。

SFC版では主旋律を木管楽器、対旋律を弦楽器という組み合わせで担当しますが、オーケストラ版ではどちらも弦楽器という構造。弦楽器のアンサンブルという点ではお城の曲「王宮にて」と共通していて、正と邪の対比になっている印象があります。そう考えると、曲名が「ムドーの城」となっているのもあながち単なるネーミングミスではなく、意図があってのもののように思えてきます。

戦慄のとき

ムドーの城で流れている曲がこれです。前衛音楽の極致と言うべき曲です。DQ6になってゲーム内でのサウンドの質が大きく向上したことがこの曲の誕生に寄与しているのは間違いないでしょう。

低音で時を刻むように響く4分音符の不協和音と、高音で不規則に鳴る16分音符や32分音符の装飾音。高音部は時折エコーがかかったように同じ音型が繰り返され、これによって空間の広がりを演出しています。ちなみに、高音部をよく聞いていると、呪文を唱えたときのSEも聞こえてきます。

この曲もSFC版とオーケストラ版でかなりアレンジが異なります。SFC版だと高音部は主に弦楽器が担当していますが、オーケストラ版だと吹奏楽器や鉄琴・木琴が使われています。まあ弦楽器であの装飾音符を実際に演奏するのは無理ですからね。

迷いの塔

前衛的な音楽の多い塔の曲の中でも、この曲は特に突出していると思います。そして、私自身大変好きな曲でもあります。

最大の特徴は変拍子の多さ。実際どのようになっているのかはこの動画を見るとよくわかります。

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基本は4/4なのですが、7/8とか5/8みたいに4/4が欠けたような形の拍子が登場してくることで、疾走感というか、緊迫感が生まれています。

これもまたSFC版とオーケストラ版で相当アレンジが異なります。SFC版は電子音みたいなのを使っていて、ドラムセットも加わってロックっぽいアレンジ。一方オーケストラ版は木管楽器だけを使ったアンサンブル。オーケストラ版は苦肉の策といった印象を受け、正直SFC版の方が私は好きです。DQの音楽は、最初からオーケストラを意識して作曲しているとすぎやま先生は語っていますが、この曲ばかりは先にSFC音源の特性を念頭においた創作だったのではないかと思えますね。